本校生徒が国際教養大学 副学長・熊谷嘉隆教授にインタビュー 〜高校生の視点から大学の取り組みを問いました 〜
1月27日、千代田高等学校の生徒有志15名が、オンラインで公立大学法人・国際教養大学 副学長の熊谷嘉隆教授にインタビューを行いました。生徒たちは事前に大学の教育方針や学習環境、地域との関わり等について調査を行い、限られた時間を有効に使うべく準備を重ねて臨みました。
国際教養大学は2004年創立と比較的新しい大学ですが、世界的な大学ランキングTHEの日本大学ランキング2025において、国際性1位、教育充実度2位、総合でも10位にランクインするなど、国内外から高い評価を受けている大学です。その副学長から直接お話をうかがえる貴重な機会に、生徒たちは強い関心をもって臨みました。
熊谷嘉隆副学長
インタビューでは、すべての授業を英語で行っている理由や、地方にある大学として地域課題にどのように向き合っているのか、1年次全員が寮生活を送る中で文化的な衝突は起こらないのかなど、制度や理念の背景に踏み込む質問が次々と投げかけられました。
熊谷教授は一つひとつの質問に対し、具体的な事例やこれまでの経験を交えながら丁寧に回答され、1時間にわたる対話は終始途切れることなく続きました。
今回のインタビューは、昨年9月に行われた、THE世界大学ランキングのアジア人唯一のアドバイザリーボードメンバーである小泉周(あまね)氏の講演をきっかけに校内で立ち上がった「高校生独自の大学ランキングづくりに挑む」プロジェクトの一環として実施されたものです。このプロジェクトには、高校1・2年生の有志が参加し、高校生ならではの視点で「進学先を選ぶ際に本当に知りたい情報とは何か」を考えながら、新たな大学ランキングの制作に取り組んでいます。
インタビューの中で、ある生徒からは次のような問いが投げかけられました。
「難関大学になるほど、合格者の出身校が固定化し多様性が失われてしまうのではないでしょうか。」
これに対し熊谷教授は、国際教養大学では一般入試が約6割である一方、それ以外にも全部で16種類の多様な入試方式を設けていることを説明されました。(2025年度時点) 学力はもちろん、例えば高校時代に何に取り組んできたかを重視するなどして、多様な背景を持つ学生が集まっているといいます。さらに、「入学時点では差があっても、卒業時には英語力や学業面でほぼ同等のレベルに到達する」と述べ、「多様な学生がいることこそが、大学の成長につながっていると、21年間の運営を通して痛感している」と語られました。
高校生の問いに真摯に向き合い、率直に言葉を尽くして答えてくださった熊谷教授の姿勢は、生徒たちにとって大学での学びの在り方を考える大きな示唆となりました。
「高校生独自の大学ランキングづくりに挑む」生徒たちの取り組みと成果は、今後も本校ホームページで随時ご紹介していく予定です。
お忙しい中、貴重なお時間を割いてインタビューの機会を設けていただきました国際教養大学の皆さま、そして熊谷嘉隆副学長に心より御礼申し上げます。
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