京都研修旅行・福岡修学旅行、直前! “東京以外の実践の場を知る”事前学習が行われました。
酷暑もすこしやわらぎ、秋を感じる気候になってきました。中学校では今月末から始まる修学旅行や研修旅行に向けての事前学習が続いています。



京都を訪れる中学2年生のLAP授業での一場面。生徒の前には付箋の花が咲き誇った、いくつもの木。
9月17日、「土砂災害による人的被害をゼロにする」ことを目指し、森づくりに取り組むソノマベースのCEO奥川季花さんと株式会社ミエタのご担当者が来校され、講義とワークショップが行われました。
奥川さんからの、「あなたなら「林業」の可能性をどう広げる?」という問いに対して、生徒たちは多くのアイデアを出しました。




日本の森林は、戦後の大規模な植林によってできた人工林が需要低下で放置され、問題化しています。何十年と育ててきた木が1本2500円という低価格で取引されている事実には、生徒たちから思わず「安すぎ!」と声があがっていました。

現状を学んだあとには、自分の得意、好きなことと結び付けて、森を活用するアイデアを考えるグループワークに挑戦。ここで生まれたアイデアをもって、生徒たちは「実践の場」京都へ足を運び、本物と出会いに行きます。
一方、中学3年生が修学旅行で訪れるのは福岡。重要な訪問先の1つが、「糸島サイエンス・ヴィレッジ」です。糸島サイエンス・ヴィレッジは、糸島にある、九州大学の伊都キャンパスの西側に学術研究都市を構築するプロジェクト。そこでは、地域資源と先端技術を融合して地域が抱える課題と向き合い、解決することで人々の暮らしを豊かにし地方創生のロールモデルとなることを目指しています。



糸島サイエンス・ヴィレッジ

9月20日に福岡・糸島とオンラインでつないで、修学旅行に向けた事前学習が行われました。お話していただいたのは糸島市の学研都市づくり課の主任、白石順四郎さん。現在九州大学を中心に、糸島市、企業、研究機関等が集まって進めているサイエンス・ヴィレッジ構想の中心メンバーの1人です。白石さんからは糸島という地域の特性や抱えている問題、サイエンス・ヴィレッジが目指していることについてお話がいただきました。
最後に、ゼロからの街づくりをはじめているメンバーの白石さんから、中学3年生に向けて「本物の課題」を提示していただきました。糸島サイエンス・ヴィレッジ実現に向けて研究と開発を進めるうえで、次世代を担う若い力に大いに期待していることが伝わってきました。
ご協力いただきました、ソノマベース奥川さま、糸島市白石さま、株式会社ミエタのみなさまありがとうございました。
#学ぶように遊び、遊ぶように学ぶ #東京以外の「実践の場」を見る
#地域社会 #産学官民連携 #千代田中学校