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期待と発見の高1オリエンテーション合宿レポ

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4月25日・26日の二日間、湯河原にてオリエンテーション合宿を実施いたしました。

この合宿は、一年間の学年目標である「視座を上げる」、そして「背伸びして過ごす」ことを目指す第一歩として、大変重要な機会となりました。

合宿では、まだ出会って間もないクラスメイトたちが、互いに意見を交わし、議論を深めながら様々なワークショップに取り組みました。

まず「クラス目標を決める」ワークでは、クラス全員の意見をしっかりと吸い上げ、目標に反映させるため、ジグソー法を活用しました。

一人ひとりの声がクラス全体に届くように工夫することで、自分たち自身の目標として共有意識を高めることができました。


次に「働くについて知る」ワークでは、様々な企業のミッションステートメントを調べる活動を行いました。

インターネット検索に加え、この日のために学校から持ち込んだ100冊あまりの関連書籍(これらは全て学年主任の蔵書です)も活用。

企業が社会に対してどのような目的を持って活動しているのかを知ることで、単なる仕事内容に留まらない、働くことの意義や社会との繋がりについて深く考える機会となりました。

この活動を通して、働くことの背景にある社会のニーズや目的を知り、自分自身のキャリアについて考え始めるための大切な一歩を踏み出せたと言えるでしょう。


そして、最も内省的な時間となったのが「自分と向き合う」ワークです。

このワークでは、学年主任の独白に触れ、思わず涙を流す生徒の姿も見られました。

自分自身の内面と深く向き合い、悩みや弱さも含めて受け入れることは、決して容易なことではありません。
しかし、そうした難しさや悩みを、それぞれが抱えながらも、同じ空間で互いを慮り、『一緒に進んでいこう』という前向きな姿勢を学年全体で共有することができました。
この二日間は、高校生活の始まりにあたり、これからどのように学び、成長していくかを考える上で、非常に貴重で意義深い時間となりました。