限られた環境から「未来をつくる」挑戦を知る(シンガポール研修 最終日)
学校生活
シンガポール研修最終日は、「City Sprouts」での都市型農園見学、シンガポールの「シリコンバレー」の視察、そしてチャンギ空港内の体験施設「Changi Experience Studio」の見学を行いました。
最初に訪れた「City Sprouts」では、シンガポールが抱える「食」と「土地」の課題について学びました。国土が限られ、農業に適した土地も決して多くないシンガポール。だからこそ、都市の中でどのように食料を生産していくのか、さまざまな工夫が試みられています。ハイドロポニックスや採卵用の鶏の飼育、パパイアの栽培などを見学し、最後には農園で育てられた野菜を使った生春巻きづくりにも挑戦。
学んだことを「見る」だけでなく、実際に食べて体験することで、都市農業をより身近なものとして感じることができました。開発コースのプロジェクトでは「農業」チームが活動しています。そこに所属している中高生にとっては特に刺激的な内容だったようです。
続いて訪れたのは、「シリコンバレー」と呼ばれる、シンガポールの新しい産業や企業が集まるエリアです。印象的だったのは、施設や建物が決して豪華につくられていないことでした。しかし、それは単に設備を簡素にしているということではありません。あえて賃料を抑えることで、資金力のある企業だけでなく、できるだけ多くの起業家やイノベーターが挑戦できる環境を整えているのです。
そこにあるのは、完成されたものを求めるのではなく、まずはアイデアを形にしてみるという「砂場(Sand Box)」の発想でした。失敗を恐れず、とりあえず創って、試して、そこから改良していく。そんなシンガポールのシリコンバレーならではの発想に触発され、生徒たちは「未来をつくる」ためにどんなマインドが大切なのか、深く考えているようでした。
一風変わった食堂にて
シリコンバレー内の駅
ベンチャー企業の一画
廃電車を再利用した宿
最後はチャンギ空港の体験型施設「Changi Experience Studio」に行きました。そこでは空港の歴史や仕組み、そしてこれからの空港の姿について、デジタル技術を活用した展示やアトラクションを通して学ぶことができました。夢中になって何度も体験する生徒の姿も見られ、まさに「学ぶようにあそび、あそぶように学ぶ」ことが自然と出来る空間となっていたように思えます。
研究、大学、異文化交流、自然と環境、都市デザイン、ビジネス...。今回の研修では、さまざまな角度からシンガポールに触れ、生徒それぞれが自分なりの学びを得ることができました。持ち帰ったものは、知識や経験だけではありません。現地で抱いた驚きや疑問、出会った人々との繋がり、そして数え切れない思い出が、これから「自分たちが未来をつくる」という新たな挑戦へと繋がっていくことを期待しています!
なお、今回の研修プログラムの中心となる「グローバルリンク・シンガポール」では、JTBが管理・運営する公式Instagramも開設されています。研修や大会の様子が紹介されますので、ぜひご覧ください。リンクはこちら