沿革・建学の精神 HISTORY

創立130年以上の伝統校

本校は、島地黙雷師が創設した浄土真宗本願寺派の宗門校です。仏教精神を通して、豊かな人間性を養います。グローバルマインドが必要とされる社会で、他者と協働しながら、自分や相手の感情を理解することはとても重要なことです。個性を大切にし、互いを認め合い、共に生きるという「心」こそ、130年以上の伝統を誇る千代田の軸です。


創立者

島地黙雷(1838-1911)

明治初期に海外の宗教事情を視察し、政教分離を主張。
明治21年(1888)、仏教に基づく女子教育をいち早く実践した開明的僧侶。

沿革

1888年 女子文芸学舎として現在地に島地黙雷師により創立
1907年 女子文芸学校と改称
1910年 高等女学校令により千代田高等女学校と改称
1918年 同窓会並びに生徒の精神修養と道念涵養を目的として、「みのり会」を設け、発会式挙行
1927年 財団法人千代田女学園設立
1927年 千代田女子専門学校併設、開校式挙行
1947年 学制改正により新制中学校併置
1948年 新制高等学校設置
1949年 旧制高等女学校は第59回卒業生をもって終止符を打つ
1949年 千代田女子専門学校を財団法人武蔵野女子学院へ移行(現在、武蔵野大学)
1951年 学校法人千代田女学園設立
1961年 本館落成
1966年 大講堂並びに聞思堂(礼拝堂)落成

1972年

体育館・家庭科特別教室落成

1983年 創立95周年記念式典挙行
1988年 創立100周年記念式典挙行
1990年 鉄筋コンクリート5階建校舎、体育館特別教室落成
1990年 校舎増築落成記念式挙行
1992年 冷房設備完成
1993年 創立105周年記念式典挙行
1998年 創立110周年記念式典挙行
1999年 7・11年生新制服着用
2003年 創立115周年記念式典挙行
2008年 創立120周年
2016年 学校法人武蔵野大学と法人合併 国際バカロレア候補校
2017年 国連グローバル・コンパクト正会員
2018年

国際バカロレア認定校
男女共学化・「武蔵野大学附属千代田高等学院」へ校名変更
創立130周年

2022年

千代田国際中学校として中学募集を再開

2025年

千代田中学校・高等学校に校名変更

建学の精神

本校は、浄土真宗本願寺派の開明的僧侶であった島地黙雷が、仏教・浄土真宗の教えを建学の精神として創立し、「叡知・温情・真実・健康・謙虚」という〈学園のこころ〉のもと、宗教教育と国際理解教育を柱に発展してきました。

個性を大切にし、互いを認め合い、共に生きるという”心の教育”こそ、130年の伝統を誇る学校教育の軸です。宗教、礼儀作法、福祉、ボランティア活動などを通して思いやりの心を育み、自分を見つめ、生かされて生きる人物を育成しています。
また、島地黙雷は明治期において国際理解教育にも尽力しました。その意志が世界市民の育成を目標とする国際バカロレアの導入につながっています。